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日付
2026/10/31

小学生のゲーム時間は何分にする?平日・休日の決め方とご家庭での声かけ例

小学生のゲーム時間は何分にする?平日・休日の決め方とご家庭での声かけ例

小学生のゲーム時間は、睡眠・食事・宿題などに必要な時間と、ゲーム以外を楽しむ時間も確保したうえで考えましょう。「1日何分」と先に決めるより、生活の予定に無理なく入れられる時間帯を考え、「何時までに、どう終わるか」まで子どもと相談することから始めてみてください。

周りより長いのではないか、どこまで認めてよいのか迷うこともあるでしょう。ただし、平均的な利用時間に合う時間は別です。帰宅時刻や習い事、宿題の量、遊びたいゲームの区切りによっても、実行しやすい約束は変わります。

以下の時間配分や声かけ、見直しの手順は、編集部がご家庭で試せる形にまとめたものです。公的機関が定めた分数や手順ではありません。その日の予定に合わせて試し、無理がなかったかを振り返ってください。

小学生のゲーム時間は、生活の予定から考えましょう

「みんなの時間」と「子どもに合う時間」は分けて考える

利用時間の平均は、調査対象の子どもが実際に遊んでいる時間を示すものです。その時間までなら誰でも安心して遊べる、という推奨時間や安全上限ではありません。平均より短くても食事や就寝と重なっていれば調整が必要です。平均との比較だけで長すぎるかどうかは決められません。

利用時間を見るときは、対象が小学生か、平日と休日のどちらか、ゲームだけか動画やテレビ視聴も含むのかを確認しましょう。対象や数え方が違う数字は、そのまま比較できません。「友達はもっと遊んでいる」という話も、休日だけの約束なのか、毎日の約束なのかで意味が変わります。

参照した公的資料には、すべての小学生に共通する安全上限は示されていません。学年別に一律の分数を当てはめるのではなく、予定していた生活を送れているかどうかを見ながら、ルールを決めましょう。

周りと比べて時間を増やしたいと言われたときの声かけ例:
「友達と同じくらい遊びたいんだね。今日は食事や宿題もあるから、何時から何時なら遊べるか、一緒に予定を見よう」

睡眠・食事・宿題などの予定を確認する

まずは、ゲームをした日の生活を振り返ります。「長すぎる気がする」だけで判断せず、予定していたことと実際の様子を見比べてみましょう。文部科学省の資料でも、基本的な生活習慣や多様な体験の大切さが扱われています。ゲーム以外の遊びや、ゆっくり休む時間も残しておきましょう。

確認する予定ご家庭で確認できる様子見直すこと
睡眠ゲームやその後の片付けによって、決めた就寝時刻が後ろにずれていないか寝る準備に間に合う終了時刻になっているか
食事ゲームを続けるために、食事を急いだり遅らせたりしていないか食事と重ならない時間帯に移せるか
宿題取り組む時間が残っているか。始めても分からない問題で止まっていないか時間配分の問題か、学習内容の確認が必要なのか
登校準備持ち物の準備が後回しになり、朝に慌てていないか翌日の準備をいつするか
ゲーム以外の遊びや休息外遊び、読書、家族との会話、ゆっくり休む時間も取れているかほかにしたいことを後回しにしていないか。予定を詰めすぎていないか

例えば、就寝が遅れた日も、ゲームが長引いたのか、帰宅や夕食が遅かったのかで見直す点は違います。ゲームを始めた時刻や片付けを終えた時刻、後ろにずれた予定を短く書いておくと、どの時間帯を変えるか話し合いやすくなります。

この表は、生活ルールを見直すためのものです。健康状態や病気を判断する表ではなく、予定どおりに過ごせていれば医学的に安全だと保証するものでもありません。

平日・休日のゲーム時間を決める手順

帰宅から就寝までの予定を書き出す

用意するのは、予定を書ける紙と筆記具、学校や習い事の予定が分かるものです。細かな時間割を作る必要はありません。まずは時刻が決まっている予定と、時間を調整できる予定を分けて書きます。

  1. 帰宅時刻と就寝時刻を書き、その間に食事や習い事など、時刻が決まっている予定を入れます。移動や支度も含めます。
  2. 入浴、宿題、翌日の準備の時間を予定に入れます。宿題は、その日の連絡帳や課題を見て、取り組む内容を確認します。
  3. 休息やゲーム以外の遊びの時間を残します。「帰ってすぐは休みたい」「外でも遊びたい」といった希望を聞きます。
  4. ゲームをしたい時間帯と、遊ぶ内容を相談します。保存や片付けに必要な時間も見込んで、開始・終了時刻と合計時間を決めます。
  5. 試した後に、予定と実際の様子を見比べます。食事や宿題などの時間に余裕がなくなった場合は、次に遊ぶ時間帯や遊び方を調整します。

宿題や入浴にどのくらいかかるか分からない場合は、最近の様子を思い出して仮の時間を入れておきましょう。実際にかかった時間を見て調整すれば構いません。空き時間をすべてゲームで埋めず、予定が少しずれたときのために、余裕も残しておきましょう。

平日と休日で、遊べる時間帯を相談する

以下は、ご家庭で試す時間配分の例であり、推奨値や安全基準ではありません。例と同じ分数にそろえる必要はないため、その日の予定に合わせて考えてください。

日の種類時間配分の例変更する条件と対応
通常の平日帰宅後に休息や宿題などの時間を取り、17時に開始、17時30分に終了する。宿題や食事と重なるなら、短くするか別の時間帯にする。終了時刻だけを後ろにずらさない。
休日午前と午後に30分ずつ、合計60分の枠を設ける。各回の開始・終了時刻も決める。外出や友達との遊びがある日は配分を考え直す。遊べなかった分を夜に自動で足さない。
習い事で帰宅が遅い日食事や入浴などを優先し、その日はゲームをしない予定にする。就寝を遅らせて埋め合わせず、次に遊べる日と時間帯を確かめる。

開始が遅れた日の扱いも、あらかじめ決めておきましょう。例えば「17時から17時30分」の予定で17時10分に始めた場合も、後に食事などの予定があるなら、終了時刻は17時30分のままにする方法があります。短くなった時間では、遊びたい対戦を終えられない場合は、別の遊び方を選びましょう。

帰宅が遅い日には、「今日は寝る準備までで時間がいっぱいだね。次はいつ遊べそうかな。」と伝えてみましょう。遊べないことだけで話を終わらせず、次の予定を一緒に確認します。ただし、遊べなかった分を必ず翌日に上乗せする約束にせず、翌日の予定に無理なく入れられるかを改めて考えます。

サポートの仕方は、学年だけで決める必要はありません。予定を自分で確認するのが難しい子とは、保護者の方が「宿題、ゲーム、食事」のように順番を読み上げ、終了時刻を時計で一緒に確かめます。自分で予定を考えられる場合は、子どもが時間帯を提案し、ほかの予定と重ならないかを保護者の方が確認する形も考えられます。

宿題が進まないときは、時間配分と学習内容を分けて確認する

宿題が終わらないときは、取りかかる前にゲームが長引いたのか、取りかかっても問題が分からなかったのかを分けて確認します。両方が重なっている場合もあるため、「ゲームをしたから」とひとまとめにしないようにしましょう。

取りかかる時間が遅くなった場合は、ゲームの開始・終了時刻と宿題の時間帯を見直します。「宿題を始める時間が遅くなったね。明日はどの順番なら取り組めそう?」と相談しましょう。ゲームの後に宿題をするなら、教科書やノートを準備する時間も予定に入れます。

問題が分からず手が止まっている場合は、ゲームの制限とは別に学習内容を確かめます。「どの問題で止まった?学校でやった例を一緒に見よう。」と声をかけ、宿題と教科書、授業のノートを一緒に見てみてください。

  1. 宿題のページや単元名を確認し、教科書とノートを開いて、授業で習ったところを確認します。
  2. 問題文を一緒に読み、「何を答える問題か」「どの言葉や手順が分からないか」を確かめます。
  3. 教科書の説明や例題、ノートに書いた解き方を見ます。例題と宿題を見比べて、問題の聞かれ方や、使う考え方に共通するところがないか探します。
  4. 分かるところまで取り組み、止まった箇所に印を付けます。解決しなければ、先生に聞きたいことを短くメモします。

例えば算数なら、「例題と数字は違うけれど、同じように式を立てられそうか」「計算のどの段階で迷ったか」を確かめます。国語なら、「問いに合う答えを本文から探す問題か」「自分の考えを書く問題か」を問題文に戻って確認します。保護者の方が別の解き方をすぐに教えるのではなく、まずは学校で扱った説明や手順を手掛かりにしましょう。

質問のメモは、「算数が分からない」だけでなく、「教科書の例題を見て式は書けたが、次の計算が分からなかった」のように、分かったところと迷ったところを分けておくと、先生にも状況を伝えやすくなります。保護者の方も説明に迷う場合は、ご家庭だけで解決しようとせず、分からない箇所を整理しておきましょう。

ゲーム時間を減らせば、分からなかった問題を理解できるとは限りません。すぐに追加の教材を用意するよりも、まずは教科書とノートを見直してみましょう。一方で、宿題が終わっても、食事や就寝の予定は残ります。「宿題が終われば無制限」ではなく、遊ぶ前に今日の終了時刻を確かめてください。

終わる時刻と終わり方を、子どもと決める

始める前に、保存や対戦の区切りを確かめる

「30分遊ぶ」と決めても、終了時刻に対戦の途中だったり、すぐに保存できなかったりすると、次の予定へ移りにくくなります。終了時刻から逆算して、最後の対戦や終了準備を始めるタイミングを決めましょう。

開始前の声かけ例:
「今日は17時30分までだね。どこで保存できる?」
「この対戦は、待ち時間も入れるとどのくらいかかりそう?」
「最後の対戦は何時までに始めようか。」

保護者の方がゲームの仕組みに詳しくなくても、まずは子どもに「途中で止められるか」「どこで保存できるか」「友達と一緒に終わる必要があるか」を聞いてみましょう。分からなければ、始める前にゲームの案内や画面で確認してください。

オンライン対戦など途中で終えにくい遊び方は、参加までの待ち時間や、対戦が終わるまでの時間を考え、さらに保存・片付けの時間も残します。「1試合だけなら、終わるまで延長してよい」とすると、終了時刻が定まらないことがあります。時間内に収まりそうになければ、短く区切れる遊び方や別の時間帯を選びます。どのくらいかかるか分からない対戦は、その時間枠では始めないという選び方もあります。

終了前の合図と、終わった後の予定を決める

終了時刻になる前に保存や片付けに取りかかれるよう、準備を始める合図を決めておきます。合図の時刻は、実際に保存や片付けにかかる時間に合わせましょう。新しい対戦を始めない時刻は、待ち時間や対戦の長さも踏まえて、終了準備の合図とは別に決めておきます。

場面声かけ例確認すること
終了前の合図「終わる準備の合図だね。新しい対戦は始めず、保存して片付けよう。」遊びを区切り、終了準備に移れているか
終了時刻「約束の時間だね。片付けは終わったかな。次の予定に移ろう。」保存が済み、端末やコントローラーが決めた場所に戻っているか
次の行動に移るとき「次は明日の持ち物を一緒に確認しよう。」あらかじめ決めた次の行動が分かっているか

「あと少し」と言われたら、「少し」が保存の操作なのか、新しい対戦なのかを確認します。保存が必要なら新しい遊びには進まず、終了するための操作をします。終了時刻を過ぎた場合は、まず保存・片付けを済ませ、次回は準備の合図を早めるなど調整しましょう。毎回の延長を前提にしないようにしましょう。

終了後にすることは、宿題や準備に限らず、食事や家族との会話などでも構いません。「ゲームをやめる」だけでなく、「その後は何をするか」まで子どもと確認しておきます。

タイマーや利用管理機能で約束を確認する

タイマーや利用管理機能は、話し合った約束を確認するために使えます。こども家庭庁の資料でも、利用時間などを設定し、子どもと使い方を話し合うよう案内されています。

タイマーは、子どもが音や表示に気づける場所に置きます。終了準備の合図として鳴らす時刻を一緒に確認しましょう。保護者の方がそばにいられない日も、声かけだけに頼らず、子ども自身が時間に気づける合図を用意しておきましょう。

利用管理機能を使う場合は、利用時間をどのように確認できるか、設定時刻になるとどう動作するかを、利用する機器やサービスの公式案内で確認してください。子どもにも設定内容を伝え、保存操作に支障が出ないように準備のタイミングを相談します。設定だけで解決しようとせず、実際に使って困った点も聞きましょう。

休日・友達との約束・動画の時間はどう調整する?

休日や長期休みも、先に生活の予定を確認する

休日や長期休みは、平日より自由な時間が増えることもあります。それでも、まず食事や就寝、外出、宿題、休息などの予定を入れてから、ゲームの時間帯を考え直しましょう。長期休みは、学校の案内で課題の内容や提出日、登校日などを確かめ、課題に取り組む予定も入れます。

普段のルールを変えるときは、遊び始める前に「対象の日」「変更後の時間帯と合計時間」「いつ普段のルールへ戻すか」を確認します。休み全体に適用する約束なのか、友達と遊ぶ日だけの変更なのかも区別してください。

例えば、休日の午前中に外出するからといって、午前のゲーム時間をそのまま夜に足す必要はありません。午後にまとめるなら、その後の食事や入浴と重ならないかを見てから決めます。予定変更は、時間を増やすことだけでなく、時間帯を移す、短くする、その日は遊ばないという調整も含みます。

友達には参加できる時間を先に伝える

友達とのゲームは、一緒に遊ぶ約束でもあります。「みんなが続けているから終われない」という場面に備え、ゲームを始める前に、参加できる時間を友達へ伝えるよう話しておきましょう。友達と遊んでいるからといって、無制限に延長する必要はありません。

友達と遊ぶ日の声かけ例:
「一緒に遊びたいんだね。今日は何時まで参加できるか先に伝えよう。」
「その時間からだと、終了時刻に間に合いそうにないね。別の時間に約束できるかな?」

対戦への参加を終える時刻は、保存・片付けに必要な時間を残して決めます。子どもが伝え方に迷っているなら、「今日は途中で抜けるから、その前に終わる遊び方にしよう」「その時間は参加できないから、次の休みに遊ぼう」など、言い方を一緒に考えましょう。何時まで参加できるのかも具体的に伝えます。

また、友達と約束してからご家庭の予定と重なることが分かった場合も、まず参加できる範囲を確認し、どう伝えるかも一緒に考えましょう。

ゲーム・動画・学校の課題は分けて予定に入れる

ゲーム機からスマートフォンへ移って遊ぶ場合は、端末ごとに別の枠を作らず、合計のゲーム時間として扱う方法もあります。動画はゲームと分けて記録しても構いませんが、食事や就寝までに両方が収まるかを確認しましょう。

学校から貸与された端末は、学校の利用ルールに従って使います。ゲームに使ってよいかをご家庭だけで決めず、遊びに使う端末とは区別しましょう。ご家庭所有の端末で課題に取り組む場合は、必ずしも端末を替える必要はありませんが、課題の時間と遊びの時間は分けて考えます。

迷う場面判断すること声かけ例
ゲーム機からスマートフォンに移る端末を替えても合計のゲーム時間として数えるか、始める前に決める。「スマートフォンで遊ぶ分も、今日のゲーム時間に入れて考えよう。」
ゲームの後に実況動画なども見たい動画を見る時間も予定に入れる。ゲームが終わっても、動画で次の予定が遅れないか確認する。「動画も見たいんだね。食事までに、どちらをいつ楽しもうか?」
学校の課題で端末を使う遊びとは区別し、学校の指示と課題の範囲を確認する。貸与端末の利用目的などのルールも守り、取り組む時間と休憩を予定に入れる。「学校からはどこまでと言われている?使い方のルールも一緒に確認しよう。」
課題が終わった後、ご家庭で遊びに使える端末でゲームをしたい学習の続きとはせず、遊びの開始・終了時刻を確認する。課題に貸与端末を使った場合は片付け、ご家庭所有の端末を使った場合は課題を閉じて区切る。貸与端末を使った場合:
「課題は終わったね。学校の端末は片付けて、ゲームは今日の予定を確認しよう。」
ご家庭所有の端末を使った場合:
「課題は終わったね。ゲームを始める前に、今日の予定を確認しよう。」

学校の課題で端末を使った時間を、そのまま遊びの時間として扱う必要はありません。ただし、学習目的ならいくら使ってもよいというわけではありません。予定内に終わらないときは、問題が分からないのか、操作に迷っているのか、課題の量が多いのかを確かめます。学校からの指示を見ても分からなければ、止まった箇所をメモして先生に確認しましょう。

約束を守れなかった日は、難しかった点を見直しましょう

その場では短く伝え、落ち着いてから理由を聞く

時間を過ぎても遊んでいると、保護者の方も何度も注意したくなることがあるでしょう。その場では長く理由を問い詰めず、気持ちを受け止める言葉と、その日の約束を短く伝えてみてください。

約束の時刻を過ぎたときの声かけ例:
「まだ続けたいんだね。でも今日はここで終わりにしよう」
「新しい対戦は始めず、保存して片付けよう。次の遊び方は後で相談しよう」

今日のゲームを終えることと、明日からのルールを決めることは分けて考えます。「ではあと何分ならやめるか」という交渉を重ねるより、まず今日のゲームを終え、落ち着いてから「何時までの予定だった?何が難しかった?」と聞きましょう。

振り返りでは、終了予定、実際の終了時刻、困った理由を短く残します。例えば「食事の時刻になっても対戦中だった。最後の対戦を始めるのが遅かった。」と分かれば、次は合計時間を変えるか、対戦を始める時刻を変えるかを話し合えます。理由がすぐに分からなければ、次に遊ぶときに、どこで予定がずれるかを一緒に確かめます。

守りにくかった点に合わせて、ルールを変える

決めた時間を過ぎた理由によって、見直す点は異なります。すぐに時間を減らしたり、一度にルールを増やしたりせず、次に変えるところを一つずつ決めましょう。

守りにくかった点確かめること次に試す変更
合図に気づかなかったタイマーが見えたか、音が聞こえたか。合図の意味が伝わっていたか。置き場所や合図の方法を変え、合図の後にすることを確認する。
対戦が終わらなかった最後の対戦を何時に始め、どのくらいかかったか。最後に始めてよい時刻を早める。枠に収まらない遊び方は別の時間帯にする。
保存や片付けに時間がかかったどこで保存できるか、保存・片付けにどのくらい必要だったか。準備の合図を早め、終了時刻に間に合うか試す。
その日の予定が詰まっていた帰宅の遅れや食事などと重なっていなかったか。時間帯や長さを変え、必要なら次に遊べる日を決める。
友達に参加できる時間を伝えられなかった参加前に伝えたか、どんな言い方なら伝えられそうか。伝える言葉を一緒に考える。時間が合わなければ別の約束を相談する。

変更後は、単に「守れたか」だけでなく、変えた点が実行できたかを確かめます。最後の対戦を早めても終われなかったなら、その遊び方が時間枠に収まるのかを見直します。生活の予定に無理が出ているなら、ゲームの時間帯や合計時間も調整しましょう。

保護者の方が毎回そばで見守れない場合は、紙の予定表や利用管理機能を使い、子ども自身が終了時刻を確認できる方法を一緒に考えます。後で予定表や利用状況を一緒に見て、「今日は合図で片付けを始められたね」と、できたことも具体的に伝えます。複数の保護者の方が関わる場合は、同じメモを確認し、その日だけの変更も書き足しておきましょう。

これまで明確なルールがなかったご家庭でも、今から試せます。「今まで決めていなかったから、今日から一緒に考えよう」と伝え、まずは遊ぶ時間帯と終了準備の合図を決めるところから始めても構いません。これまでの対応を責めず、これからの約束を相談しましょう。

学校での様子や友達との約束にも困りごとが続く場合は、担任の先生などに、実際にあったことを伝えてみてください。「ゲームをやめない」だけでなく、いつ、どのような約束で困ったのかを伝え、学校での様子も聞きます。文部科学省の資料でも学校との連携が扱われていますが、ゲーム時間だけを見て、反抗や病気だと決め付けないようにしましょう。

今日から使うルールをメモにまとめる

話し合ったことは、短くメモして見える場所に置きましょう。最初からすべてを細かく埋める必要はありません。今日の開始・終了時刻と終了準備の合図を書き、遊ぶ内容に合わせて、最後の対戦や保存の約束を加えます。

ご家庭のゲーム時間ルールメモ:
時間枠には保存・片付けを含め、終了時刻は保存・片付けを終える時刻として記入します。

項目記入欄
遊ぶ時間帯平日__時__分〜__時__分
休日____
合計時間平日__分
休日__分
遊びに使う端末と、複数の端末で遊ぶ場合の数え方____
学校貸与端末は学校の利用ルールに従う
開始が遅れた日の扱い____
終了準備の合図__時__分に、____で知らせる
合図の後にすること:
____
最後に対戦を始めてよいタイミング____
保存・片付けの方法と場所____
終了後にすること____
例外の対象の日____
例外として変更する時間帯・合計時間____
いつ通常のルールへ戻すか__月__日
見直す日__月__日
試した日の終了予定__時__分
実際の終了時刻__時__分
困った点____
次に変えること____

見直す日は、ご家庭で話し合える日に決めておきます。その日を待たずに、食事や就寝と重なることが分かった時点で変えても構いません。ゲーム時間の約束は、一度決めた後も、生活の予定や実際に終われた時刻を見ながら、調整していきましょう。

参考情報

監修:新興出版社啓林館 坂本陽一